【事務局報告】 |
「日本の奇岩百景+」に4奇岩を新規登録しました |
今般,以下の4奇岩について登録の推薦があり,理事会による審議の結果登録を承認致しましたのでお知らせ致します。
これにより,登録奇岩数は124となりました。
詳細は,https://www.web-gis.jp/kigan100.html でご覧下さい。 |

登録奇岩No.121:鬼石(おにいし)[岩手県一関市] |
登録番号:121
・名 称:鬼石(おにいし)
・所在地:岩手県一関市
・類 型:伝説
・いわれ:
岩手県一関市大東町鳥海地区に伝わる『鳥海風土記』(明治5年)によれば「鳥海三名石の一つで,高五丈壱尺(約15m)」と記述されています。
田原峠近くの尾根の上,標高約630mに存する鬼の角のように見える石群です。 |

登録奇岩No.122:[岩手県一関市大東町] |
登録番号:122
・名 称:牛石(うしいし)
・所在地:岩手県一関市大東町
・類 型:動物
・いわれ:
上記『鳥海風土記』には,「鳥海三名石の一つで,長五尺五寸(約2m)廻七丈壱尺(約21m)」と記述されています。
正法寺開祖が,蓬山から下ってきた時に畑中に巨石があるのをみて,牛が寝そべったのだと思って牛石と命名したと伝えられています。 |

登録奇岩No.123:[岩手県一関市] |
登録番号:123
・名 称:立石(たていし)
・所在地:岩手県一関市
・類 型:自然
・いわれ:
上記『鳥海風土記』には,「鳥海三名石の一つで,高三丈壱尺(約9m)廻六丈三尺(約19m)」と記述されています。
蓬莱山(787m)山頂の南東方向の中腹,標高約440mの斜面に唐突に存在する垂直に切り立った巨岩です。 |

登録奇岩No.124:陰陽石(いんようせき)[宮崎県小林市] |
登録番号:124
・名 称:陰陽石(いんようせき)
・所在地:宮崎県小林市
・類 型:人間
・いわれ:
霧島ジオパークのジオサイトの一つ「陰陽石」は夫婦岩とも呼ばれ,火砕流堆積物が川水で削られてできたという,自然の妙技ともいうべき奇石です。
また,美女に見惚れた竜が天から降りてきたという伝説もあり,「竜岩」とも呼ばれています。
高さ17.5mの男石(陽石)と,周囲5.5mの女石(陰石)がワンセットとなっており,陰と陽が一つの岩からできているのは世界的に珍しいと言われています。 |
【おわび】
以下の4奇岩は,今期第2回の理事会で登録を承認された奇岩ですが,本レターの既刊号では紹介漏れがありました。
お詫びして,改めてご紹介致します。 |

登録奇岩No.117:鼻欠倉(はなかけぐら)[山形県大蔵村] |
登録番号:117
・名 称:鼻欠倉(はなかけぐら)
・所在地:山形県大蔵村
・類 型:人間
・いわれ:鼻欠倉は南側(向かって左側)から見ると人の横顔に見えます。
季節によって顔の表情が変わると言われています。鼻欠倉の上部には,杜が奉られています。 |

登録奇岩No.118:地蔵倉(じぞうぐら)[山形県大蔵村] |
登録番号:118
・名 称:地蔵倉(じぞうぐら)
・所在地:山形県大蔵村
・類 型:神仏
・いわれ:
地蔵倉は,肘折温泉開湯縁起にまつわる地として,地元の人々に大切にされています。
伝承によれば,肘折温泉は大同2年(807年)に,豊後国の出身の行者・源翁によって発見されたと言われています。
出羽三山への道を探していた源翁は,迷い込んだ肘折の山中で地蔵倉に住む,地蔵の化身である老僧に遭遇しました。 |

登録奇岩No.119:モンキーロック(もんきーろっく)[山形県遊佐町] |
登録番号:119
・名 称:モンキーロック(もんきーろっく)
・所在地:山形県遊佐町
・類 型:動物
・いわれ:
鳥海山(新山)への登山ルートは,山形県側と秋田県側にそれぞれありますが,奇岩「モンキーロック」へは,湯の台口と呼ばれるルートを取ります。
途中の滝の小屋から八丁坂を経由して河原宿まで登る途中に,月山をバックにしたモンキーロックを見ることができます。 |

登録奇岩No.120:ゴジラ岩(ごじらいわ)[北海道斜里町] |
登録番号:120
・名 称:ゴジラ岩(ごじらいわ)
・所在地:北海道斜里町ウトロ
・類 型:怪獣
・いわれ:
知床半島の玄関口の一つであるウトロ漁港(ウトロ)の主とも言えるオロンコ岩に,相対峙して屹立しているのがこのゴジラ岩です。
東京タワー?を破壊するために進撃中,を彷彿とさせる立ち姿をしています。
地元では交通標識にも記載されているほどメジャーなようです。 |
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