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newsletter117[pdf] |
【事務局報告】 | |||||||||||||||||||||||||
「WMTSを利用した地図情報閲覧サイト」の改良について | |||||||||||||||||||||||||
GUPIでは,地質情報ポータルサイト(https://www.web-gis.jp)の中に「オープンデータで公開されているタイルマップ公開サイト」というウェブサイトを開設していますが,このほど機能を大幅に改良すると共に,サイト名を標記に改名しましたのでお知らせ致します。 【特長】 ・主題図である「タイルマップ」の種類を,下表のように216種類に増やしました。 ・埼玉大学の谷研究室が管理運営する「今昔マップ on the Web タイルマップサービス」が利用可能となりました。 これより,主要な都市付近の古地形図の閲覧が可能です。 ・タイルマップの表示レイヤを2層にしました。 これより,発災後の空中写真に土砂災害警戒区域図を重ねて表示できます。 ・ユーザ自身が用意する地図画像(jpg,png)を重ねて表示できます。 ・ユーザが所有するボーリング交換用データのメタデータを読み込むと,掘削位置(マーカー)を電子地図上に重ね書きできます。
【想定用途】 ・発災後の状況把握(防災担当者,防災コンサルタント,一般住民) ・地質リスクの事前把握(事業管理者,調査業者,建設コンサルタント,一般住民) ・ボーリングの掘削位置の確認。 【タイルマップの表示方法】 ① 初期画面 ・アクセス直後,以下に示す日本地図が表示されれば,システムは正常に稼働しています。 地図の表示範囲は使用するコンピュータディスプレイの解像度に順応していますが,最低でも1280dot×1024dotは必要とします。。 |
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② 地域の選定と「全タイルマップ」の選択 ・タイルマップの種類が多いことと,地域による偏りが大きいことから,タイルマップの選択は以下の地域ごとに行います。 全国,北海道,東北,関東,北陸,中部,近畿,中国,四国,九州,沖縄 |
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(左)全タイルマップの選択 (右)画像解析タイルマップの選択 |
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・上左図は「関東地方」の例です。 全国版と同じタイルマップのリストが表示され,次いで当該地域のタイルマップのリストを表示します。 ・リストの直下にある透過度を選択し,[表示ボタン]を左クリックすると当該マップを表示します。 ・透過度[薄い~濃い]は,選択表示後も変更できます。 ③ 「解析画像タイルマップ」の選択 ・ここで言う解析画像タイルマップとは,GIS解析処理などで作成された範囲図(ポリゴン)などの画像タイルを指します。 ・上右図は「四国地方」の例です。 全タイルマップの中から「数値地図25000(土地条件図)」を選択・表示後に,高知市の液状化危険度予測図を表示させようとしているところです(図は,既に表示されていますが)。 ④ 表示例 |
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今昔マップ(1/2.5万古地形図:新潟編1911年) + 新潟地震災害図 |
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④ 留意事項 ・タイルマップレイヤの管理上,以下の制限があります。 ・表示順序:全タイルマップ ⇒ 解析画像タイルマップ(逆順はエラーメッセージ) ・消去順序:解析画像タイルマップ ⇒ 全タイルマップ(逆順はエラーメッセージ) ・透過度の変更:2つのタイルマップを表示している時,全タイルマップの透過度の変更はできません。 1度,解析画像タイルマップを消去してから行って下さい。 解析画像タイルマップの表示/消去は何時でも可能です。 【オーバーレイコンテンツの表示方法】 ・本システムでは,タイルマップの他に表示レイヤーを2種類用意しました。 オーバーレイコンテンツはその内の一つです。 地域選択により,当該地域のコンテンツを選ぶことができます。 ただし「活動セグメント」は,全国と全ての地域で選択可能です。 |
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今昔マップ(1/2.5万古地形図:札幌編1935年) + 札幌市清田区地形復元図 |
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【オーバーレイファイルの表示方法】 ・タイルマップの他に用意した表示レイヤーの一つで,ユーザーが所有する地図画像を電子地図上に表示するために使用します。 以下の制限事項をお守り下さい。 種類:jpg,png,gif 容量:8MByte程度まで 形状:正方形あるいは長方形とし,縦が真北に向いていること 座標:南西端(SW)と北東端(NE)における10進数の緯度と経度の各値(例,139.4622) ・お断り:スキャナ画像のように,使用する地図画像に歪みがある場合,背景図とマッチングしないことがあります。 例えば,印刷された古い地図をスキャナで地図画像か処理したような場合で,地図の折目や吸湿などによる変形などがありがちです。 ・サンプルイメージ(PLMap_SampleAd.png)を用意しました。 ダウンロードの上,適当なフォルダに保存してからご使用ください。 SWとNEの座標値は,予め操作メニューの入力枠に埋め込みましたので,イメージファイルのみ選択して[表示ボタン]をクリックしてください。 |
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サンプルイメージは「四国地方」>「高知市:液状化予測図[旧ユビキタス]」で表示されるタイルマップと同じものですが, 多少のズレが生じるよう座標を調整してあります。 サンプルイメージを表示した例図 |
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【ボーリングメタデータファイルの表示方法】 ・ユーザーが所有するボーリング交換用メタデータを使用して,掘削位置マーカーを電子地図上に表示するために使用します。 以下の制限事項をお守り下さい。 形式:「個人用ボーリンクデータ管理システム Ver. 10.0」で作成し,UTF-8文字コードで保存されたメタデータ(CSV)ファイル。 https://www.web-gis.jp/Geo_Database/boringmetadata.html 制限:同時に表示できるボーリングの本数は「1,000本」程度と思われます(タイルマップなどの表示にメモリーを消費するので一概には言えません)。 マーカー:上記ボーリング管理システムの定めた色のマーカーを表示します。 例,国土交通省は「赤」,都道府県は「青」,市町村は「緑」など。 注 上記の管理システムには,個々のボーリングデータなどへのリンク情報を表示しましたが,本システムではリンク情報は表示しません。 ・サンプルデータ(BoringMetadata.csv)を用意しました。 ダウンロードの上,適当なフォルダに保存してからご使用ください。 |
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サンプルデータに記載されている掘削位置を表示した例 |
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【公開ウェブサイト】 URL :https://www.web-gis.jp/GS-Tilemap/GUPITileMaps.html お願い:本ウェブサイトは開発直後の状態です。 全てのバグを取り切れていない可能性がありますので,動作に異常を感じたような場合は,お手数でも事務局までご連絡くださるようお願いします。 |
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